<Header>
<Author: 杜荀鶴>
<Title: 春宮怨>
<Format: 格式不明>
<Year: 1973>
<BookName: 唐詩三百首2>
<Translator: 目加田誠>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 春宮怨(しゅんきゅうえん）>
<BookPage: 170>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
早被嬋娟誤，
欲妝臨鏡慵。
承恩不在貌，
教妾若爲容。
風暖鳥聲碎，
日高花影重。
年年越溪女，
相憶採芙蓉。
<End Poem>
<Translation>
思えば始めから
自分の美貌ゆえに
我れと我が身を誤った
今では統に向かって化粧するさえ
ものうくなったこの私
君の御恩を受けるのは かたも
容貌ばかりではなかったのだ
だのになぜ私は
美しくなることばかり
顧ってきたのだろう
風はあたたかく
鳥の声は入りまじり
日は高く
花の影は重なる
今にして想えば
越の谷川の紗洗いから
呉宮にはいった西施のように
春来るごとにつれ立って
芙蓉を採っていたあの頃の
憂いの無さが懐しい
<End Translation>
<Formatted Translation>
思えば始めから　自分の美貌ゆえに　我れと我が身を誤った
今では統に向かって化粧するさえ　ものうくなったこの私
君の御恩を受けるのは かたも　容貌ばかりではなかったのだ
だのになぜ私は　美しくなることばかり　顧ってきたのだろう
風はあたたかく　鳥の声は入りまじり
日は高く　花の影は重なる
今にして想えば　越の谷川の紗洗いから　呉宮にはいった西施のように　春来るごとにつれ立って
芙蓉を採っていたあの頃の　憂いの無さが懐しい
<End Formatted Translation>